仮称なんたら日記

読書や音楽や映画、その他もろもろ書き綴ります。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチンの副作用が盛んにマスコミで報道されました。

 

最近、WEDGEという雑誌で医者でもある村中という編集者の記事を読みました。

マスコミでは副作用があるとの印象を受けますが、WHOや日本の医者では圧倒的にワクチンの効果が大きいとの結論がでているそうです。記事では名古屋の調査で因果関係は認められなかったとの結果が出たのにもかかわらず、裁判を恐れて結果の公表があいまいな形になった。

また、厚生労働省が専門家に委託した調査で副作用を認める結果を公表しマスコミでも大きく取り上げられたことを検証しています。調査の結果、悪い結果がでたものだけ(チャンピオンデータというそうです)、つまり副作用説にあった実験データだけを選んで公表し結論づけているという疑惑が出ています。

様々な症状で苦しんでいる少女たちに同情はしますが、その原因が何だったのかは冷静に分析すべきですね。間違った因果関係が感情論で認められると、結局苦しんでいる彼女たちの症状改善の役に立たないことになります。また、子宮頸がんの防止という益が失われるなら不幸を大きくするのではないでしょうか。

 

マスコミは社会の不安をあおる記事をセンセーショナルに書きますが、その後、そうではなかったという場合でもフォローしません。

例えば、ダイオキシン騒動もありましたが、ダイオキシンはプラスチックを燃やして発生するとして、たき火やごみ焼却が危険視されました。ところがプラスチックを燃やさなくてもダイオキシンの量は変わらなかったそうだ。ダイオキシン自体の毒性もサリンの2倍とか喧伝されたが、実際は人間の寿命80年とすると2日だけ寿命を縮めるだけのようです。おかげで法律もできて、たき火をするのもはばかられるようになりました。

 

他にも常温核融合マイナスイオンとか流行になって結局あれは何だったのかということが多いですね。

放射能とワクチン 不安に寄り添う怪しげな「支援者」 対談 開沼博×村中璃子(前篇) WEDGE Infinity(ウェッジ)